AI-901で覚えるAzure AIサービス一覧と使い分け|Foundry・Vision・Language・Speech
AI-901(Azure AI Fundamentals)で覚えたいAzure AIサービスを一覧で整理。Microsoft Foundry、Azure AI Vision、Language、Speech、Search、Content Safety、Content Understandingなどの違いと試験向けの覚え方を初心者向けに解説します。
AI-901で覚えるAzure AIサービス一覧と使い分け|Foundry・Vision・Language・Speech
AI-901(Azure AI Fundamentals)の勉強を始めると、Microsoft Foundry、Azure AI Vision、Azure AI Language、Azure AI Speech など、似た名前のサービスが多く、何をどう覚えればよいか迷いやすいです。
この記事では、AI-901 Azure AIサービスの使い分けを一覧で整理します。AI-901 サービス一覧として、Microsoft Foundryや各Azure AIサービスが「何をするもので、どんなときに使うか」をまとめました。
この記事は、模擬問題を解く前後の整理用ページです。サービスの役割をざっくりつかんでから問題演習に進んだり、問題で間違えたサービスを後から見直したりするのに使ってください。
なお、試験範囲やサービスの仕様は変わる可能性があります。最新情報はMicrosoft Learn の AI-901 公式ページで確認してください。
この記事でわかること
この記事では、以下の内容を整理します。
- AI-901で覚えたい主要なAzure AIサービスの一覧
- Microsoft Foundry がどんな開発基盤なのか
- Azure AI Vision / Language / Speech の違い(入力データで覚える)
- Search / RAG / Grounding の関係
- Content Safety・Content Understanding・責任あるAIの位置づけ
- AI-901 覚えることを「用途の判断」で押さえるコツ
サービス名を細かく暗記するためではなく、AI-901 出題範囲のなかで「この要件なら何を使うか」を判断できるようになることを目的にしています。
AI-901ではサービス名の暗記より「用途の判断」が大事
AI-901では、サービス名をそのまま暗記するよりも、「この要件ならどのサービスを使うか」を判断できることが重要です。
覚え方のコツは、入力データと目的でサービスを結びつけることです。
- 画像や映像を分析したいなら Azure AI Vision
- テキストを分析したいなら Azure AI Language
- 音声を扱いたいなら Azure AI Speech
- 生成AIアプリやエージェントを開発したいなら Microsoft Foundry を中心に整理する
このように「入力(画像・テキスト・音声)」と「やりたいこと」をセットで覚えると、問題文のユースケースから正解のサービスを選びやすくなります。Azure AI Vision Language Speech 違いがあいまいな人は、まずこの3つを入力データで区別するところから始めましょう。
AI-901で覚えたい主要サービス一覧
まずは、AI-901で押さえておきたい主要サービス・領域を一覧で確認します。各サービスは「何をするもの?」と「試験向けの覚え方」をセットで整理しておくと、問題演習で迷いにくくなります。
| サービス・領域 | 何をするもの? | 試験向けの覚え方 |
|---|---|---|
| Microsoft Foundry | 生成AIアプリ・エージェント開発の統合基盤 | 生成AI開発のワンストップ基盤 |
| Azure OpenAI / 生成モデル | 文章生成・要約・チャットなど | 新しい内容を作る |
| Azure AI Vision | 画像・映像の分析 | 画像を見る |
| Azure AI Language | テキストの分析 | 文章を読む・分析する |
| Azure AI Speech | 音声認識・音声合成 | 音声を聞く・話す |
| Azure AI Search | 検索・RAGの情報取得 | 探して回答に使う |
| Azure AI Content Safety | 有害コンテンツの検出 | 危険な入出力を抑える |
| Azure AI Content Understanding | 文書・画像・音声・動画から情報抽出 | コンテンツを理解して取り出す |
| Responsible AI | 公平性・安全性・プライバシーなど | AIを安全に使うための考え方 |
ここから、特に混同しやすいサービスを中心に、もう少し詳しく整理していきます。
Microsoft Foundryとは?
Microsoft Foundry は、生成AIアプリやAIエージェントを構築するための開発基盤です。AI-901 Foundry の出題では、この「生成AI開発をまとめて行える基盤」というイメージを持っておくことが大切です。
Microsoft Foundry では、たとえば次のような作業を一連の流れで扱えます。
- 利用するモデルの選定
- プレイグラウンドでの試行(プロンプトを試す)
- 出力品質の評価
- アプリやエージェントとしてのデプロイ
- Agent Service を使ったエージェントの構築
AI-901では、Microsoft Foundry を使ってAIソリューションを実装する範囲が大きなテーマになっています。「Azure OpenAIだけのサービス」「従来型のAIサービスだけをまとめたもの」と狭く捉えず、生成AIアプリ・エージェント開発をワンストップで支える統合基盤として整理しておきましょう。
Vision / Language / Speech の違い
Azure AI Vision、Azure AI Language、Azure AI Speech は名前が似ているため混同しがちですが、「入力データ」で区別すると一気に覚えやすくなります。
| 入力 | サービス | 例 |
|---|---|---|
| 画像・映像 | Azure AI Vision | 画像分類、物体検出、OCR |
| テキスト | Azure AI Language | 感情分析、キーフレーズ抽出、要約 |
| 音声 | Azure AI Speech | 音声認識、音声合成 |
問題文に「画像から」「映像の」とあれば Vision、「文章の」「テキストの」とあれば Language、「音声を」「読み上げ」とあれば Speech、というように、入力データのキーワードから選ぶのがコツです。
Search / RAG / Grounding の違い
生成AIアプリで「社内の情報に基づいて回答させたい」という場面では、Search・RAG・Grounding がセットで登場します。それぞれの役割を分けて理解しておきましょう。
- Azure AI Search: ドキュメントやデータを検索し、必要な情報を見つけるための検索基盤です。
- RAG(検索拡張生成): 検索で見つけた情報を、生成AIの回答に取り込む手法です。
- Grounding(グラウンディング): 生成AIの回答を、信頼できる情報源に基づかせる考え方です。ハルシネーション(もっともらしい誤情報)を抑えるためにも重要です。
たとえば、社内FAQや運用手順書に基づいて回答するチャットボットを作る場合、まず Azure AI Search で関連情報を探し(検索)、その情報を回答生成に渡し(RAG)、回答を情報源に結びつける(Grounding)という流れになります。3つを別々の用語として丸暗記するより、「探す → 取り込む → 根拠づける」という一連の関係で覚えると整理しやすくなります。
Content Safety と責任あるAI
AIを安全に使うための仕組みと考え方も、AI-901では問われやすいテーマです。
- Azure AI Content Safety は、有害・不適切な入力や出力を検出するためのサービスです。生成AIアプリで、暴力的・不適切なテキストや画像を検出して抑えたい場合に使います。
- 責任あるAI(Responsible AI) は、公平性、信頼性と安全性、プライバシーとセキュリティ、透明性、説明責任などを含む、AIを適切に活用するための考え方です。
試験では、「安全にAIを使う」「有害な出力を抑える」「個人情報を守る」といった文脈で問われやすい領域です。サービス(Content Safety)と考え方(責任あるAI)を切り分けつつ、どちらも「安全に使う」ためのものだと整理しておきましょう。
Content Understanding と文書・画像・音声・動画の情報抽出
Azure AI Content Understanding は、文書、画像、音声、動画などのコンテンツから情報を抽出・理解するためのサービスとして整理します。
たとえば、次のような場面で登場します。
- 請求書や申込書などの文書・フォームから項目を取り出す
- 画像から必要な情報を読み取る
- 音声・動画から内容を抽出する
似たサービスに Document Intelligence もありますが、AI-901の段階では細かい違いに踏み込みすぎず、「さまざまなコンテンツから情報を抽出・理解するなら Content Understanding」という用途で押さえておけば十分です。
模擬問題で確認したい人へ
サービスの役割をざっくり整理できたら、次は短い模擬問題で「この要件ならどれを選ぶか」を確認するのがおすすめです。
AI-901 模擬試験|Azure AI Fundamentalsの日本語問題5問と解説では、Microsoft Foundry、生成AI、Azure AI Vision、Azure AI Language、責任あるAIをテーマにした模擬問題を5問掲載しています。この記事で整理したサービスの使い分けが身についているか、腕試しに使ってみてください。
さらに分野別にたくさん演習したい場合は、Azure AI-901 模擬試験アプリが便利です。この記事で整理した Microsoft Foundry、Azure AI Vision、Language、Speech、責任あるAIなどを、スキマ時間に分野別の問題で繰り返し復習できます。
AI-901の問題演習に
Azure AI-901 模擬試験アプリ
Microsoft Foundry、生成AI、Azure AI Vision、Azure AI Language、責任あるAIなどを、スキマ時間の問題演習で分野別に復習できます。
まとめ:AI-901は「何をしたいか」からサービスを選ぼう
AI-901(Azure AI Fundamentals)では、サービス名を丸暗記するよりも、「何をしたいときに、どのAzure AIサービスを使うか」を判断できることが大切です。
今回整理したポイントを振り返ると、次のようになります。
- 生成AIアプリ・エージェント開発の統合基盤は Microsoft Foundry
- 画像は Vision、テキストは Language、音声は Speech
- 検索して回答に使うなら Azure AI Search(RAG・Grounding とセット)
- 有害な入出力を抑えるなら Content Safety、安全に使う考え方が 責任あるAI
- 文書・画像・音声・動画から情報を取り出すなら Content Understanding
まずは入力データと目的でサービスを結びつけ、迷ったときに「この要件なら何を選ぶか」を思い出せるようにしておきましょう。最新の試験範囲やサービス仕様は変わる可能性があるため、必ずMicrosoft Learn の公式ページで確認してください。